2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

仏像の顔

TVで興福寺の仏像の話がでていたが、奈良大学の先生や学生たちのAIを用いた研究により、通常の仏像の顔の中立度は80%以上という結果であったらしい(中立という顔もどんな顔か難しい)。それに比して、阿修羅像の顔は中立度が47%で、怒りや悲しみの感情を含ん…

お金のむこうに人がいる 後半

お金で解決できるのは分配の問題だけだ。 日本がアメリカに対する貿易黒字を増やせば、生活が豊かになるのはアメリカの方だ。貿易黒字とは外国のために働くこと=将来のために「労働力の貸し」をつくること。逆に輸入が増え、「労働力の借り」を作ると将来世…

お金のむこうに人がいる 前半

経済学オンチの自分にも少しは経済のことが理解できるような本であった。今までの視点を変えてくれる本だ。まだ十分理解しているとはいえないが、経済のことが多少は理解できるようになった、と思われる。Amazonでもやっぱり評判が良い。 専門家が専門用語を…

アントニオ猪木

「この道を行けばどうなるものか。 危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。 踏み出せばその一足がみちとなり、その一足が道となる。 迷わず行けよ、行けばわかるさ。」 本当の元ネタは清沢哲夫という哲学者の詩が元ネタで、清沢哲夫著書『無常断章』に掲載されて…

ハヤブサ消防団

丁度今TVでやっている。オウム>統一教会のような新興宗教を扱っていて、ミステリーとしても面白かったが、池井戸作品はやっぱり下町ものが最も感動でき、銀行物が最もエンターテイニングだと思う。 ただ人が作ったものをあれこれいうのと自分が作るのでは大…

自分の頭で考える日本の論点 出口治明

すべてが正しいとは限らないが、多くのことが納得できる内容であった。 1.[日本の新型コロナウイルス対策] 2.[グローバリズムの今後] 3.[日本人の働きかた] 4.[気候危機・温暖化について] 5.[憲法9条について] 6.[安楽死 ]7.[LGBTQ] 8.[ネット言論] …

紙の本と電子書籍

これにはいろいろな意見がある。 どちらも捨てがたい。 紙の本のメリットとしては、 パッと開ける、行ったり来たりも自由。 飛ばし読みができる。 書き込みが自由、その時の思いを容易に記録 紙質が実感でき、本を読んでいるという感覚が強い 棚にあるのが目…

くるみゆべし

今日twitterで、ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使がくるみゆべしのことを書いていた。自分も好物である。自分は福井のものしか食べたことはないが、東北地方が有名らしい。福井も羽二重餅が有名で、そのためかクルミ柚餅子もおいしいと思う。 大使の…

本能寺の変 431年目の真実

明智憲三郎 文芸社 たまたま手元にあった本である。内容の是非はともかく、文系理系を問わず、学問をする時には文献の孫引きには最新の注意を払い、できるだけ避けるようにしないと行けないことを再確認した。また時代背景や作者の意図を読み取り、安易に権…

人生は楽しんだ方が勝ちだ

私の履歴書 米沢富美子 日本経済新聞 面白かった。勇気をもらえる本だ。生まれついての「姐さん」らしい。幸運な方だと思うが、その幸運を勝ち取ったのは本人の才能と気持ちの持ちようが大きいように思う。大学の教官をしながら一線の論文を書き、3人の娘を…

銀翼のイカロス 

池井戸潤 ダイヤモンド社 今買っちゃいけいないと思いながら本屋に立ち寄った時に、つい買ってしまった。こういう本は気分が滅入った時などのために取っておくべき本だろう。そうでないときには読書は毒にもなりえる。 半沢シリーズもこれで一段落というとこ…

行き場のないお茶

H駅の新幹線のホーム自販機でコーヒーを買おうとしたらお茶が出てきた。懲りずに隣のコーヒーのボタンを押すと、何とまたお茶が。詐欺だ‼️ 新幹線がきてしまい、行き場のない怒りとお茶を2本持って乗り込む。 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグル…

無病法

ルイジ.コルナロ著 中倉玄喜 編訳.解説 1400年から1500年台のヴェネツィア共和国の貴族で、102歳まで生きたルイジ・コルナロの話と現代版解説。若い頃は暴飲暴食をし、30代で様々な成人病をわずらっていたらしい。生死の淵で医師に勧められ、極小食を継続し…

幸せな国って?

椎名誠がいっていたが、アイスランドは自殺率が非常に低いそうだ。人口は30万人台であるが、国土のうちで住める土地は少ないので、人口密度はめちゃくちゃ低いわけではない。核家族は少なく、街角で人が集まると歌を唄い出すらしい。食べ物の種類は日本に比…

共同行為

NHK Eテレの「ロッチと子羊」をたまに見るが、ためになることが多い。今日は和辻哲郎の考えが紹介されていた。 行為は常にすでに共同的なものであり、自分だけの行為は存在しないということである。失敗も成功も共同行為であり、自分が1番をとったり、賞を獲…

長寿社会

2015年9月23日に京都で開催されたマスターズ陸上競技大会の公式タイム記録大会で、105歳の宮崎秀吉(ひできち)さんが男子100メートルを42秒22で走り、砲丸投でも3メートル25を記録した。 105歳から109歳までの記録としては当時の世界記録である。驚くべきこと…

解体新書

中津藩医の前野良沢(48)と小浜藩医の杉田玄白(38)が、腑分けの見学の際出会ったときに、両者ともに「ターヘル・アナトミア」を偶然持っていたことから、その翻訳事業が始まる。当初は小浜藩医の中川淳庵(32)を加えた3人に、奥医師(幕府医官)の桂川甫周が加わ…

進化論

以前「所さんの笑ってこらえて」で三河屋製麺の宮内社長が紹介されていた。高専からIT会社に一旦就職したが退職し、お父さんの経営する製麺会社を引き継いで発展させた。当初は社員が6名であったが、今は100名を超え、全国900店のラーメン店に麺を卸し、絶大…

日本人が品格を失い続ける2つの根本理由 "グローバリズムと活字離れ"の弊害

藤原正彦 プレジデントオンラインより この人の国粋主義な所には賛同できない面もあるが、一本筋が通っており、賛成できる面も多い。 アメリカ型の資本主義による影響と活字文化の衰退が危惧されるという意見には賛成。グローバリズムという言葉の解釈は人に…

Life shift

皆が長生きするとは限らないが、一般論として、今後とくに若い人は長寿化するため、金銭面でも技術面でも人生のいろいろな局面で貯金をする必要がでてくる、と。学校を卒業した後、幅広いキャリアの選択肢を模索することが創造性を発揮する機会を増やす。今…

「何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから」

奥田弘美 精神科医 タイトルは内容にピッタリとも言えないが、内容自体は今まで読んだダイエット本の中でも自分にしっくりくる本であった。 基本は空腹感をしっかり得てから食べるということ。ただし、空腹を我慢しすぎてはいけない。空腹感が強くない場合は…

美輪明宏

学歴偏重の悩みに対して「こんなことは言うまでもありませんが、東大卒を含めて学歴が高いだけの人よりも、人格的に優れた人の方が、よっぽど素晴らしい。むしろニュースに出てくる高学歴の人たちを反面教師にするべきではないでしょうか。」「そもそも、人…

東大理 3 女史

お金はおまけのようなもの。良い仕事をしていたら気がつけば溜まっている。なぜお酒が美味しいか。なぜ外食が美味しいか。それは仕事を頑張ったから (それだけでなく本当に上手い店なんだと思うが)。 仕事を頑張った日は日の出が余計に綺麗に見える。誰にも…

ビンの中の石、砂、水

アメリカのどこかの大学の講義で、先生がビンの中に石ころと砂と水を入れてみせて、「砂で埋めてしまっては、後から石ころを入れれない」、つまり人生は大事なことを優先すべきだというようなことを言っていた。 たしかにその通りで正論だと思う。もちろん遅…

祇園祭

今月いっぱい開かれるらしい。日本の三大祭(大阪天満宮の天神祭りと神田明神の神田祭;いずれも神社と関係)の1つに挙げられる祇園祭は、平安時代前期の869年、京で疫病が流行した際、神泉苑に当時の国の数にちなんで66本の鉾を立て、八坂神社の神輿を迎えて…

トラ、トラ、トラ

真珠湾攻撃時、日本の攻撃隊が母艦に送信した奇襲攻撃成功を伝える電信の暗号略号である(『ワレ奇襲二成功セリ』の意)。なぜ「トラ、トラ、トラ」なのか今まで知らなかった。 トラのトは「突入せよ」、ラは「雷撃機」を意味するという意見もあるが、「寅の…

書く習慣

いしかわゆきなんでもいいから書く とにかく書き続ける自分のスタイルでなるべく感じたことを正直にそのままに人を余り傷つけることだけないように気をつけて 毎日書くと公に宣言するのも良い 昨日からはてなブログを始める

アイデアのつくり方

ジェームス・W・ヤング(1886-1973) 薄い本で、比較的短時間で読めるが翻訳があまりうまくない。 ひょっとしたら英文で読んだ方がわかりやすい可能性もある。 原理1「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」 原理2「事物の関連性を見…