陸王

Audibleで聞く。エンタメ性が高いせいか、audibleでも大丈夫であった。池井戸お得意の黄門ぶしというか、最後の逆転劇であるが、楽しく聞くことができた。厚い本だと思うが、毎日の通勤の時間が楽しみとなった。映画など映像にもメリットはあるが、ラジオ小説や読書のように、音声や文字の場合はいろいろ頭の中で想像することがあり、それはそれで楽しいものだ。ただ中身が面白くないと続かないようには思うが。

 

漫画 トルストイ 人は何によって生きるか

「人の心の中には何があるのか」 愛

「人が与えられていないものとは何か」自分の体のために何が必要かという知識 

「人は何によって生きるのか」愛

 

言語の本質

評判がよいだけあって大変勉強になる本であった。

言語とは?、言語をどうやって獲得するのか?、人間とはどういう生き物か?人間とチンパンジーの違いとは?など他の動物との違いまで考察が及ぶ本であった。

最初のことばの一群は身体に「接地」していなければならない。そのためにより「アイコン的な」オノマトペが重要であるということ。

「音」が身体に接地する(オノマトペ)→「単語には意味がある」という洞察を得る⇒モノには名前があることに気付く
 語彙量が少ない時はアイコン性が高いオノマトペが学習を促進するが、語彙量が増えてくるとアイコン性が高いとかえって学習効率は阻害される

 言語習得とは推論によって知識を増やしながら、同時に学習の仕方自体も学習し洗練させていく、自律的に洗練されたプロセスであるということ。

 知識を創造する推論には誤りを犯すこと、失敗をすることは不可避なことである。それを修正することで知識の体系全体を修正し、再編成する。この循環がシステムとしての言語の習得にも科学の発展にも欠かせない。

 対称性推論ごく自然に行うバイアスが人にはあるが、他の動物には基本的に無く、そのことが生物種として言語を持つか持たないかを決定づけている。

   驚いたことに、人はどうも生まれつきそういったバイアスを持っているらしい。進化の過程で、徐々にそのような能力を持った生物が言語をもつ人として形成されていったのではないか。
    人は居住地を全世界に広げ未知の脅威には新しい知識で立ち向かう必要があった。そのためには失敗しながら修正していけるアブダクション推論をしていく方が生存に有利だったのかもしれない。

    チンパンジーは生息地が限定的であったために誤りを犯すリスクの少ない演繹理論の方が目の前の対象を精度よく処理でき生存に有利だったのかもしれない。
    人間は知識を過剰に一般化する。

 

つまり失敗を恐れないことが人間を人間たらしめるということ。

(失敗を恐れるな!それが人間の性だ!)

その他いろいろ細かなことに関しては本書を読んでいただきたい。

 

 

27-39

残念。日本は精一杯のプレーをしたと思うが、相手が1枚上だった。スコットランドやオーストラリアといったチームもベスト8にいけなかったのだから、選手たちは自分たちの試合に胸を張って帰国してほしいと思うが、今後の課題が残る試合であったことも事実である。前にも書いたが、個々のフィジカルは強くなったのかもしれないが、前回に比べ、ディフェンスもオフェンスも緻密さで少し劣っていたように思う。ランキング10位内のチームに勝てないことはないが、いつもジャイアントキリングができるわけではない。やはりその差を縮めるのは大変なことだと感じた。今回は相手のカレーラスにかなりやられたが、前回大会では相手にとっての福岡がそうだったのかもしれない。これは素人の意見なので間違っているかもしれないが、フィジカルで勝る相手にキックでボールを受けさせると、そこからトライされてしまう可能性がある。キックをするのならば相手の後ろにキックすべきで、そうでないなら日本はパスを回していった方が、日本チームのよさがでるのはないかと感じた。ラインアウトの攻防もきっちりしていく必要があると思う。日本はどこよりもきつい練習をしたと選手たちが言っており、それはその通りなのだと思うが、後半20分でトライを取られることが多かったと思う。2人でタックルに行っているため相当きついのだと思うが、これに対する対策も何か考える必要がある。田中選手がいっていたが、試合が始まってすぐに点を取られるのも日本の悪い癖である。グダグダといってしまったが、4年後を見据えてやっていくしかない。監督がどうなって、選手の世代交代がどのようになるのかわからないが、とにかく今以上に頑張って成長していってほしいです。影ながら応援しています。

 

28-22

勝ってよかった!これで負けていたら、日本のラグビーの火がまた小さくなるところだった。選手たちはみなさん頑張っていたと思うが、後半は燃料切れの様子が少しあった。今度の相手はさらに強い。なかなか勝つことは難しいが、ミスなくこちらのラグビーを続けていくしかない。粘り強くタックルし、パスを繋げていくことだ。言う方は簡単だが、選手たちは大変だと思う。でも頑張ってほしい。選手たち自身が一番わかっているはず。ラテン系は乗せてしまうと怖い。日本ラグビーをプレーし続け、相手のリズムを崩すしかない。

イングランド対日本:34-12

イングランド対アルゼンチン:27-10

アルゼンチン対サモア:19-10

日本対サモア:28-22

厳しい戦いになるのは間違いない。

12-34

日本は頑張った。しかし、実力はやはり相手が1枚上だった。ホームとアウェーとの違いもあろうが、ティア1のチームとの実力差がやはりまだあると感じた試合であった。フィジカルは前回よりも強くなっているのかもしれないが、前にも書いたがチームとしての連動、とくにバックスの連携が前回よりもうまくいっていないように思う。福岡竪樹のようなフェラーリがいないのは仕方がないが、大事なところでミスをしていては格上の相手に勝てない。ベスト8はかなり厳しくなったが、まずサモア戦に集中して何とか勝ってほしい。相手は体も大きく、強い。日本はどんどんボールをつないで、ミスをせず、粘り強く繰り返し前に進んでいけばきっと勝機が見えてくるはずだ。

Audible

最近Audibleを聞き出した。通勤時間にはもってこいのように思う。だいぶ以前に一度トライしたことがあったが、すぐやめてしまった。品揃えの少なさか、料金体系への不満か、たまたま朗読に合わない本を聞いてしまったが理由は忘れたが、今回は少し続きそうな気がする。人は一般的に目でみた場合よりも、耳で聞いた方が記憶に残るそうだ。ただ人によってやや異なり、女性は聴覚の方が、男性は視覚の方がより記憶に残る人が多いらしい。自分はどちらかというと視覚の方が得意なのかもしれないが、それでも1.5倍とか1.7倍とかで聞くと時間の節約になる。その点はメリットだ。欠点はクリップ機能はあるが、線を引いたり書き込みができないことで、それは仕方がない。それくらい必要な本はあらためて読んでみるのもよいのかもしれない。聴覚と視覚を合わせるともっと記憶に残るらしいから。だから寺子屋でもやっていた音読というのはやはり学習するのに優れた方法だったのだ。時間はかかるけど。