Work From Home (WFH)

ドイツのIfo研究所とスタンフォード大学の共同研究によると、世界的に在宅勤務は10-20%生産効率が落ちているのだそうだ。さもありなんかとも思うが、あくまでもこれは平均的な話であろう。だからといって在宅勤務がだめといっているわけではない。だいたい職業により在宅勤務ができる割合は異なり、医療や建築業などは基本的に現場で仕事をすることが求められるし、デザイナーやプログラマーなどはほとんどWFHでも仕事が成り立つ場合が多いだろう。

まあ自分の経験から言っても、webでの会議よりも、対面の会議の方が意見が出やすいというのはひしひしと感じる(これからの若い人たちは違うのかもしれないが)。人間は社会的動物であるから、息遣いや身ぶり手ぶりを感じながら、共通の空間で生活することが基本的に必要なのであろう。

ただWFHできる職場においてはいろいろなメリットが考えられる。特に都会では、交通機関の混雑が緩和されるし、会社としても交通費を抑制できる。大気汚染にも良い影響を与えるだろうし、いろいろなストレスも減る可能性が高い。女性がより働きやすくなる可能性もある。職種にもよるが1日でも2日でもWFHを取り入れたハイブリッド方式は上記のようなメリットがあるし、実際コロナ後にも持続している会社は多いのかもしれない。WFHはまだはじまったばかりで発展途上にあるのだと思う。今後は管理者も、雇用されている側も効率のよい引き締まったWFHのやり方を模索していく必要があるのだろう。