根井三郎(1902-1992)

今日の新聞記事で初めて知った名前だが、イスラエルのヤド・バシェム賞(正義の人賞)に推挙されたらしい。選考には数年以上かかる可能性あるそうだが、選ばれれば日本人では杉原千畝以来2人目となる。ソ連ウラジオストク総領事代理だったそうだが、杉原のハルビン学院の後輩にあたるらしい。リトアニアからウラジオストクに着いたユダヤ人や敦賀から強制送還された人たちに、外務省の命に背いて再びビザを発給したようだ。杉原の「命のビザ」をつないだ形となる。近年、三重伊賀市出身の北出明氏により、「根井ビザ」が確認され、推挙のきっかけとなったらしい。歴史を紐解くとまだまだ発掘されていない多数の人たちがいるのだと思う。当たり前のことだが、世の中はほんとにいろんな一人一人の力でなりたち、動いていくということを改めて感じた。